a2 Tech blog

試したこと・調べたこと・感じたことを発信するITエンジニアの日記です。仕事とは直接関係ないけど興味あることを模索していきます。

Developers Summit 2017(2日目) 参加レポート

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この画像はHoloLensのセッションで遠くから撮った写真です。

というわけで、2日目の参加です。昨日とは違って1日丸々参加できたので、セッションの感想を残しておこうと思います。色々なセッションを聞いていると、まだまだ自分自身遅れているなと思う次第です。刺激を受けたので、また日々頑張っていこうと思います。何事もまずはやってみる。ダメだったらその時に考えるぐらいの気持ちで行かないと、今の世の中はダメなんだなと全体を通して感じました。

スライドは後日SlideShareにアップロードされるようです。

1日目のレポートも興味ある方はどうぞ。

ninna2.hatenablog.com

17-A-1 HoloLensとMixed realityがもたらす新しい世界。〜その概要から開発まで〜

MSのセッションです。デモを交えながら次世代のプラットフォームになりうるHoloLensの説明と開発方法をわかりやすく解説されていました。外部のイベントで話をするのは初めて。

HoloLensはスタンドアロンで動く要はパソコン。しかも32ビットマシンのWindows10。スペックも別にそれほど高くない。センサはたくさん付いているようだけど。バッテリは2時間ぐらい持つらしい。USBでモバイルバッテリーで充電しながらでも使える。

Windows10の普通のパソコンなので、EXCELも動くし、今まで開発した2DアプリもHoLoLens上で動きます。空間上に巨大なEXCELを開くことも可能。細かい操作は難しそうなのと、入力が声とジェスチャーなので、EXCELは・・・って思いました。

開発はUnityで作成して、VSのプロジェクトを出力して、そのプロジェクトをVSから開いて、ビルドしてデバイスにデプロイみたいな流れです。実際に開発している様子をデモしてくれました。Hololens Toolkit for Unity GitHubを使えば各種コンポーネントが揃っているので開発は楽になるようです。

HoloLensは1度体験したことがあるのでどのようなものかは知ってましたが、開発をどのようにやっていくのかみたいな話は今回初めて知れたので収穫でした。次世代の開発はこんな形になっていくのかなと思わせる内容でした。

17-B-2 完全ベンダーロックインのMicroservice/DevOpsでMicrosoftに貢献しよう

こちらもMSのセッションです。タイトルはなかなかすごいですが、内容は一言で言うと良いソフトウェアにはお金を払うべきだってことでした。オープンソースとか、無料とかに少し過剰に傾き過ぎていないかということで、良いソフトウェアはお金を払って使った方がみんながハッピーになるよねってことですね。その通り。無料のソフトウェア使うのに人件費たくさんかけたら意味ないもんって思う。いいものは導入するシンプルな考えでいいと思う。

あとは、DevOpsの話です。DevOps導入のステップや考え方など、牛尾氏ならではの視点での話でした。単体テストを本当にちゃんとできているところは意外と少ないという点は、グサッときました。できてないですね。ほんとに。CI/CDでは必須ですから。

あとVisual Studio Team Onlineの紹介。Sam Guckenhimerって人が中心になって開発はしているけれどこの人がDevOpsでは有名な人らしく、そのノウハウが詰め込まれたVisual Studio Team Onlineは是非つかうべきだと。導入できそうな機会を見つけたら入れてみようと思う。

DevOpsでも自動化でも、悩む前にやってみる、心配する前に先にやってみる、愚直に実践する、ダメだったらやめる、こう言う精神で臨んでいくべきだと。やって見て壁にぶち当たっって解決しての繰り返しで、成長しているところはたくさんあるが、日本ではそうなっていないのが気になっているとのことでした。私の周りもそうですが、なかなかそう言う文化ではないです。そこがどうにかならないものかと思ってます。

17-A-3 サーバレスにおける開発プロセス戦略

最近、私が気になっている技術のキーワードです。Lambdaは実際に触ってみていて、色々な難しさがあるなと肌で感じています。セッションでは、サーバレス、特にFaaS(Function as a Service)であるAWS Lambdaについて実際の開発・運用をすでに行なっている3名の方にインタビュー形式で話を聞く形式でした。

Lambdaの導入は基本的に、やっちゃえ的な考え方で、とりあえずやってみたというのがすごいなと。そういうことができる企業に属している方が面白そうって感じました。

Serverless Framework,Apex,AWS Serverless Application Model(SAM)と言ったフレームワークは是非使ってみたいなと。まだまだみなさん模索しながら進めている分野なんだなと感じました。

17-E-4 企業文化にイノベーションを起こすモダンなソフトウェア開発環境とは

GitHub Enterpriseのセッションです。実際に導入した2社(レコチョク/フォーク)の導入経緯から活用方法、課題について語られていました。それほど目新しい情報はなかったのでただただ羨ましいなぁって思って聞いてました。全社的に入れるってなかなか決断してくれないよね・・・

17-E-6 コンテナで再定義するDevOps 〜成功のメソッドと必要技術〜

RedHatのセッションです。コンテナ技術がDevOpsにおいてどのように活用できるのかについてなので、どちらかというとInfrastracture as a Codeよりの話です。アプローチはすごく興味深かったし、話も面白かったです。

最近、Linux系の仕事をあまりしていないから、コンテナとかはまだまだ知らない領域だったので概要を知るいい機会になったと思っています。DevOpsのレベルの考え方はすごく参考になりました。簡単に書くと、Level1はコンポーネントの構築、構築テストの自動化、Level2は非機能要求のテスト、オートスケール、オートリカバリの自動化、Level3はリリース、運用テストの自動化だと定義されてました。

コンテナを使いこなせば、インフラ構築とテストはもっと気軽に行えるようになるのかな。私の周りではまだまだ手作業で構築しているケースが多いです。時代に取り残されている感がすごくしてます。

最後に…

やっぱり何事もやってみる、これに限りますね。やってみて改善しての繰り返しをしないと成長はしないと感じました。全てのセッションからそのようなメッセージを感じました。