プライベートgitはVisual Studio Team Serviceで手に入る!
少し前ですが、"Visual Studio 2017 リリース -最新アプリケーション開発の今-"と言うMicrosoftのイベントに参加しました。本イベントでもデブサミでも米MSの牛尾さんが紹介してたVusual Studio Team Service(VSTS)がすごく気になっているので、少し触り始めています。そこで気が付いたんだけど、GitHubでプライベートリポジトリをわざわざ使わなくても、VSTSでプライベートリポジトリ手に入るやんって。なんでこの方法が普及してないんやろうか・・・
と言うわけで、今回はVSTSのリポジトリについて書きたいと思います。
VSTSとはなんぞや?
一応、VSTSについて簡単に。
VSTSは、ALM(Application Lifecicle Management)を担うクラウドサービスです。オンプレで構築するものが、Team Foundation Server(TFS)で両者同じコードベースで開発されているようです。クラウド版であるVSTSは3週間程度でどんどん機能追加されて行くのに対して、TFSは3ヶ月程度のライフサイクルが違うだけです。機能的にはどちらも同じですが、VSTSはクラウドサービスなのでもちろんサーバの管理などは一切不要です。
ソースコード管理からビルド、デプロイまでCI/CDを担うサービス構成となっていて、もちろんVisual StudioやAzureとの親和性が高いです。とは言いつつVisualStudioはなくても良いし、無料アカウントで5名まで使うことができます。ですので試しに使い始めることができます。タスク管理機能も持っていてこれ1つでいいのでは、なんて思います。細かい点は、MS公式サイトをみてくださいね。
使ってみる!
登録は無料なので、とりあえず使ってみるといいと思います。事前にWindowsのアカウントが必要ですが、それさえあれば簡単に始められます。MSの公式サイトから“無料利用を開始”をポチッとすると無料で始められます。
最初に基本的な情報の入力が求められます。
コード管理(Manage code using)は、Gitを選択。プロジェクト名(Project name)はデフォルトのままでもいいですが、名前ぐらいは変えておきましょうか。Organize work(なんて訳せば良いんだろう)は、好きなもので良いですが、私はScrumを選びました。
これで登録は完了です。
New repository
そのまま使っても使えますが、新しくリポジトリを追加してから使っていきたいと思います。Codeを選択して画面を切り替えます。左側のリポジトリアイコンのところから、New repositoryを選択します。
リポジトリの名前とか、Readmeを作るかどうかとか適当に入力してCreateします。
これで、とりあえずリポジトリは完成ですね。まぁここまで所要時間10分ぐらいですか。GitHubなどを使いこなしている人なら余裕でしょう。
接続してみる
まずは、Gitの接続先の確認ですが、右側にGit Cloneというところから情報を得られます。接続先はメモっておいてください。あとでもちろん使います。
私は普段、Visual Studio Codeをメインのエディタに使っているのでそいつから接続してみます。VSCodeは事前にGitを使えるように基本設定しておいてください。Windowsだと Git for Windowsを入れないといけなかったような・・・。ちなみに、私はVSCodeのターミナルをPower Shellにして使っているのですが、プロキシ配下だとhttp_proxyとhttps_proxyを環境変数に設定していなかったためGitへの接続エラーになってハマってました。
VSCodeをとりあえず起動して、F1 → Git cloneで先ほど作ったリポジトリをクローンします。リポジトリの接続先を入れろとのことなので、先にメモったURLを入力します。
ディレクトリの選択ダイアログが出るので、クローン先のディレクトリを選びます。適当なワークディレクトリで構いません。これでクローンできました。
もうこれでファイルに追加、Commit、Pushし放題ですね。ここまで所要時間20分ぐらいでしょうか。
おまけ、iPhoneのWorking Copyから接続
こちらは完全に私の趣味の世界ですが、iPhone上のGitクライアントであるWorking Copyからアクセスしてみます。まぁ出来るよね。
プライベートGitはVSTSで!!
今回はVSTSのほぼさわりだけを使ってみました。5ユーザーまでは無料で使えるし、容量制限などもないようなので、プライベートGitが欲しい方にはとても良い選択肢だと思います。また、小規模のチームであれば充分すぎるのではないでしょうか。VSTSはソースコード管理だけでなく、CI/CDとか色々な機能が存在するので少しずつ今後試していけたらと思ってます。今後、開発の主流に使っていけるものだと思っているので活用してまた情報共有していけたらと思います。
皆さんのお役に立てば幸いです。では!!